反下水道最高人民会議の世界    投稿者:最低貧民害児  投稿日:09月24日(木)06時02分53秒

ネットの世界が大好きなパソコンおたくの彼は、ある願望を持って毎日を暮らしていた。
「ネットの世界で有名になりたい」
「現実社会では単なるおたく扱いされてきた僕ちんのパソコンの知識を生かしたい」
学生時代からイジメに遭い、また、パソコンの知識だけは豊富な彼にとって
この事は極めて魅力的であり、カッコイイ事であったのだ。

あれは、いつのことだろう。
以前、いつもの様にインターネットをしていると「UGリンク集」なるものを偶然発見した。
小心者の彼にとっては恐くてしょうがなかったが、無視できぬ世界であった。
このUGリンク集を辿って、彼は、いつしかゲスッの存在を知った。
彼は、アリス・リデルこと増子努に憧れるようになった。
そして、思った。
「ゲスッの仲間になれば、きっと有名になれる」
だが、そんな彼は、初めてゲスッ系の掲示板で書き込みを行った後で、
みんなから、この言葉を浴びせられた

「厨房は消えろ!」

すっかりシッポを丸めた彼は、「やっぱり僕ちんでは、ゲスッになれない」
「もう、厨房と人から言われたくない」 と一旦はあきらめる。
そしてアングラから離れようとしていた時「下水道入り口」なるバナーを見つける。

下水道掲示板

そこで彼が見た世界は新鮮だった・・そしてそこに居た人達はゲスッと違って優しかった・・・・・・
「ここにしよう、ここなら俺でも安心だ、そうだよここがいい・・・・
 ここならアングラ系HPで猛勉強すれば番長にもなれるかもしれないな・・・・」

狙いは外れた。自分が有名になる前に、チーム下水道なる目障りな連中が出現したのだ。
内心は、チーム下水の仲間に入りたい、という気持ちがあった。
しかし、子供の頃から他人とのコミュニケーションがヘタな彼は、
「チーム下水道を潰して、僕ちんが番長になるんだ! そうなるべきなんだ!」
という重いが強くなっていく。
だが、予想に反して、チーム下水道は増強されていった。

 本望である、こうなったらハッタリかまし大会である、もう後には引けない。
 「チーム下水道の奴らを潰してやる! 僕ちんを怒らせると恐いよ!」
ちょっとでもチーム下水が目立つような行為をしようものなら大変である。
髪をふりみだし顔を真っ赤にし、目に涙を浮かべながらレスをするのである。
もちろんHNは、あこがれの「努」や「アリス」を多用する。
また、本当はたった一人であるのに、
「チーム努」や「反下水道最高人民会議」を名乗り、複数人に見せかけるのだ。
そんな彼が今までに放った最高のハッタリがこれである。

「お前ら、みんな羊さんや!」

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