いつものみずのパーキングに車を預けて駐車場の送迎車にて名古屋空港へ。そして、11:40全日空便にてついに飛び立った。
13:00ちょっと過ぎに千歳空港に着。外に出ると、うーん北海道はやっぱり涼しい。予約してあったトヨタレンタリースにてナビ付きヴィッツを受け取りいざ出発。
まず高速道路を北上し北竜町へと向かう。ここには日本一の作付け面積を誇るひまわり畑があるらしい。ちょっとひまわりには早い時期なのだが、とりあえず向かう。数時間後やっと到着。そこには広大な畑が広がっていた。うーむ、いくら時期が早いとはいえ、ここまで咲いてないとは。
残念な思いをかかえつつ次の目的地に向かおうと車を走らせ、ちょっと行ったところでひまわりの咲いている畑を発見。菜の花?もきれいじゃありませんか。
何とかひまわりに出会えて安心して美瑛へと向かう。明るいうちに到着できるか不安であったが、何とか18:00ちょっと過ぎにたどり着いた。まずはセブンスターの木へ。美瑛の大地は広大ですな。ちなみに、CMに使われたか何かでセブンスターの木と名づけられているのだろうが、木そのものは何の変哲もないただの木である。その後ぜるぶの丘へと向かう。だいぶ暗くなってこの日の観光は終了。
1泊目の宿のある旭川へと向かう。途中旭川ラーメン村に立ち寄り夕食。旭川ラーメン村には何店かのラーメン屋が軒を連ねているのだが、山頭火という店だけが混んでいた。やはりここまで来たからには評判のいい店に行きたいというのは人情で、山頭火に入った。
腹も満たして宿へ。今回は宿に金をかけないというポリシーであったので2人で7千数百円の安いビジネスホテルである。まあこの値段にしては結構清潔だし風呂も広いし(トイレと風呂が別で洗い場もちゃんとある)、ウォシュレットだし、ヤマハ発のエアコンは付いてるし、まあまあだった。明日に備えてすぐ就寝である。
このハイシーズンの富良野のラベンダーは大混雑で観光バスが着始める朝8:00前までが勝負というのをどこかのホームページで見ていたので、この日は朝4:00起床となった。もうすでに外は明るい。さっそうと4:30にホテルを出発。
南下して行きながら有名どころの畑を巡った。まずは深山峠オーナー園。まだ朝5:00だというのにカメラマン達がいっぱいいる。続いて日の出公園。広大な畑にラベンダーが咲き誇っていた。こちらも朝6:00前だというのにそこそこ人がいる。最後は1番人気のファーム富田。ファーム富田はラベンダーの他の花は素晴らしく色鮮やかで、特に彩の畑はきれいでたくさんのカメラマン達が陣取っていた。私にはこのカメラマン達がちょっとうざかった。でっかい三脚立てていい場所を全部埋め尽くして、しかもずっと居座って移動しない。私などが写真を撮るには数少ない三脚の隙間を探してひょこっと入って撮るしかない。
そんなこんなで朝7:00にはラベンダー巡りを終えた。睡眠不足とラベンダーのアロマテラピー効果もあってか、超眠くなり、ちょっと美瑛方面に戻ってトリックアート美術館の駐車場にて就寝。1時間後再び美瑛巡りを始めた。
まずマイルドセブンの丘。広大な畑の見渡せる丘である。畑の他には何もない。続いて新栄の丘展望公園。久しぶりに観光地らしいところに来た感じだ。売店にてじゃがバターフライやらメロンの切り売りを買ったりしての朝食となった。最後に拓真館へと向かう。途中で非常にきれいなひまわり畑を発見。この旅の中で一番いっぱい咲いていたひまわり畑だった。拓真館はとある写真家が撮った写真を展示しているところで、絵画のようにきれいな写真がいっぱいあった。
美瑛を後にして再び富良野方面へ。まずふらのワイン工場へ。休日で稼動していない工場をざっと見学して、ワインを試飲し、お土産のワインを購入。ぶどうジュースを買って飲んでみた。そして工場から数百メートル上ったところにあるふらのワインハウスにて昼食。チーズフォンデュが美味であった。じゃがいももすごく甘かった。
その後、富良野チーズ工房へ。またまた休日で稼動していない工場をざっと見学し、牛乳を買って飲んでみた。隣のミルクアイス工房にも行ってソフトクリームを購入し食べてみた。
北海道についてからここに至るまで入場料や駐車料が必要なところは1つもない。北海道観光は安上がり?
富良野を後にしてかなり遠い道のりを登別カルルスへと移動。途中ポツポツ雨が落ちてきて、登別に着く頃にはどしゃ降りとなっていた。登別カルルスはかなりひなびた温泉地であった。オロフレ壮という国民宿舎にて入浴してみたのだが、イマイチであった。登別温泉のとある旅館のすっごく広い温泉にちょっと惹かれたのであるが、日帰り入浴2000円はさすがに高いのでやめにして、500円のオロフレ壮にしたのである。それが失敗だったのかもしれない。
どしゃ降りの登別を後にして、またまた長い距離を宿泊地であるキロロへ。キロロで夕食をとろうと思っていたので、レストランが開いてる時間に間に合うか心配だったが、どしゃ降りの高速を激走?したおかげで20:00ちょっと前に着いた。
この日は8:00起床。普通に出発してニセコに向かう。特にニセコで何か見たいものがあったわけではないのだがとりあえず向かった。
朝食を食べていなかったのでニセコの道の駅によって切り売りのメロンや飲むヨーグルトなどを食した。で、どこに行くというわけでもないのでとりあえず山道を上っていった。山ばっかりでつまらないという助手席の声を聞きつつそれでも上って休憩所みたいなところまでやってきた。そこから山の中に作られた歩道を歩いて何とか沼(名前を忘れた)とやらに行けるようになっていたのでとりあえず行ってみた。1.5kmほど歩くと湿原が広がっていてその中に小さな沼があった。
とりあえず何かを見たということで安心してニセコを後にし、小樽へと向かった。途中フルーツの町である仁木町というところでさくらんぼをいっぱい売っていたので、1パック1000円のを買って食べてみた。非常に甘くておいしかった。
そんなこんなで小樽に14:00ちょっと過ぎに到着。車を駐車場に預けてぶらりぶらり。北一ガラスでガラス製品を見たり、オルゴール館でオルゴールを見たり。最後に小樽運河沿いを歩いてキロロへの帰路についた。ホントは小樽で寿司屋に入ろうと思ったのだが、駐車場が1時間300円なので、キロロで寿司屋に行くことにする。キロロには小樽に本店がある政寿司の支店があるのだ。どっちで食べてもさほど変わりないのならゆっくりお酒でも飲みながらキロロで食べるほうがよかろうと思ったのである。
小樽からキロロへは40分くらいと非常に近い。最後の夕食なので奮発してみた。さすがに旨いですな。トロなんてまさに口の中でとろける感じだった。北海道のイクラは旨いと思う。
最終日は起きて千歳に向かうのみ。早めに空港に到着して予定していたお土産購入。ついでに北海道らしいお弁当を購入してのブランチとなった。
北海道にいたときの気温は高くてもせいぜい25、6℃くらいだったが、機内放送で「名古屋空港、現地の天候は晴れ、気温は36℃となっております。」と。機内にどよめきが起こった。私も引き返したくなった。